4500万円ローン35年の月々返済額は?必要年収と無理なく返す目安を解説
4500万円の住宅ローンを35年で組むと、月々の返済額や総返済額は金利タイプ、返済方法、頭金の有無によって大きく変わります。
審査に通る金額でも、教育費や老後資金、住宅の維持費まで含めると家計が苦しくなるかもしれません。
本記事では、返済額の目安や必要年収、無理なく返せるかを判断するポイント、後悔を防ぐ対策を詳しく解説します。
自身の収入や将来設計に合う借入額を考える際の参考にしてください。
4500万円を35年ローンで借りた場合の月々返済額の目安
4500万円を35年ローンで借りる際は、月々の返済額だけでなく、金利や返済方法による負担の差まで把握しておく必要があります。
例えば金利1.5%の元利均等返済では月々約13万7,000円が目安ですが、金利が上がれば家計への負担も増えるでしょう。
ここからは、金利タイプや返済方法、ボーナス払いの有無によって返済額がどう変わるのかを解説します。
金利タイプ別に見る毎月の返済額シミュレーション
4500万円を35年ローンで借りる場合、返済額は適用金利により異なります。
たとえば年0.5%なら約11万7,000円、年1.89%なら約14万7,000円です。
また、変動金利は当初の負担を抑えやすい一方、将来の金利上昇によって返済額が増え、家計を圧迫するおそれがあります。
そのため、固定期間選択型も含めて金融機関の最新金利を確認し、毎月の負担と将来のリスクを具体的な数字で比較してください。
返済開始後の金利変化も具体的に想定しておけば、契約後に将来の家計が苦しくなる事態を避けやすくなるでしょう。
元利均等返済と元金均等返済で変わる支払い額
元利均等返済は元金と利息を合わせた返済額が一定になりやすく、長期間にわたる家計の収支を管理しやすい方式です。
元金均等返済は当初の支払いが高いものの、返済が進むほど利息と月々の負担が減り、総返済額を抑えやすいでしょう。
そのため、収入の安定性や今後の支出を踏まえ、毎月の負担を優先するか、完済までの総額を抑えるかで慎重に選んでください。
なお、金融機関によって選べる方式が異なる場合もあるため、申し込み前に対象商品の返済条件まで確かめておきましょう。
ボーナス併用払いを利用した場合の月々返済額
ボーナス併用払いでは、通常月の返済額を抑え、年2回のボーナス月にまとまった金額を上乗せして返済できます。
たとえば、年1.5%、35年、元利均等、借入元本の40%をボーナス返済とすると、通常月約8万3,000円、ボーナス月は約41万4,000円です。
ただし、賞与の減額や支給停止に備え、ボーナスがなくても生活費と返済資金を確保できる無理のない計画にしてください。
将来の収入が読みにくい場合は、通常月の収入だけで返せる金額を基準に設定するほうが安心といえるでしょう。
4500万円の住宅ローンを35年で組むために必要な年収
4500万円の住宅ローンを35年で組む際は、年収に占める年間返済額の割合である返済負担率を確認することが重要です。
金利1.5%で月額約13万7,800円の場合、返済負担率30%なら年収約551万円以上が計算上の目安です。
ただし、家族構成や生活費、他の借り入れでも適正額は変わるため、次の項目で年収別の考え方を解説します。
返済負担率から逆算する目安年収は600万円以上
4500万円を35年で借りる場合、返済負担率から逆算すると、目安となる年収は600万円以上と考えられます。
たとえば、年収600万円で返済負担率を30%に設定すると、年間返済額は約180万円となり、月々では約15万円が上限です。
そのため、審査に通る水準だけでなく、生活費や貯蓄を十分に確保するため、返済負担率25%前後に収まる借入額を意識してください。
他のローン返済も年間返済額へ含まれる場合があるため、車やカードの残債まで忘れずに確認しておきましょう。
年収別に見る返済負担率シミュレーション
年収600万~900万円で4500万円を借りる場合、返済割合によって毎月の家計の余裕は変わるでしょう。
たとえば、返済負担率30%では、年収600万円で月々約15万円、800万円で約20万円、900万円で約22万5,000円が上限です。
なお、実際には税金や教育費、日常の生活費もかかるため、上限額まで借りず、貯蓄を継続できる返済水準へ調整しましょう。
年収が同じでも手取り額や家族構成は異なるため、自身の支出に合わせて個別に試算する必要があるといえます。
ゆとりを持って返せる理想の年収ライン
4500万円の住宅ローンを35年でゆとりを持って返すなら、年収700万円以上が1つの目安です。
また、返済額を年収の25%前後に抑えられれば、教育費や老後資金を準備しながら、急な出費にも対応しやすくなるでしょう。
ただし、年収600万円台でも返済は可能ですが、ボーナスに依存せず、収入が減った時にも家計を維持できる余裕を確保してください。
住宅購入後も定期的に家計を見直しておけば、収入や支出の変化へさらに早い段階で対応しやすくなるでしょう。
金融機関ごとの審査基準と借入可能額の考え方
住宅ローンの借入可能額は、返済負担率だけでなく、勤続年数や雇用形態、他の借り入れ、健康状態などでも変わります。
また、金融機関によって異なりますが、フラット35では年収400万円未満30%以下、400万円以上35%以下となります。
ただし、民間金融機関の基準は各社で異なるため、注意が必要です。
そのため、年収だけで判断せず、複数の金融機関で仮審査を受け、実際に利用できる借入額や金利、団信の条件まで比較しましょう。
仮審査の結果は本審査の通過を保証するものではないため、契約まで新たな借り入れはできるだけ避けてください。
4500万円・35年ローンはきつい?無理なく返せるかの判断ポイント
4500万円を35年ローンで借りる際は、月々の返済額だけでなく、将来の収入や大きな支出まで考える必要があります。
返済額が家計を圧迫すると、教育費や老後資金を準備しにくくなり、急な出費にも柔軟に対応できないでしょう。
ここからは、完済時年齢や住宅の維持費など、無理なく返済できるかを判断する具体的なポイントを解説します。
完済時年齢と定年後の返済リスクを見極める
35年ローンを組む場合は、借入時の年齢から完済時年齢を計算し、定年後にも返済が残るか確認する必要があります。
たとえば、40歳で借りると完済は75歳になるため、退職後の収入減少によって生活費が不足するおそれもあるでしょう。
そのため、繰り上げ返済や返済期間の短縮も検討し、定年後の負担を抑えながら無理なく完済できる資金計画を立ててください。
退職金を返済へ充てる予定がある場合も、老後の生活費が不足しないかを先に試算しておくことが大切です。
教育費・老後資金とのバランスをチェックする
住宅ローンの返済計画では、子どもの進学費用や老後の生活費を同時に準備し、将来も家計を維持できるか確認する必要があります。
特に、教育費が増える時期と毎月の返済が重なると、貯蓄を取り崩すことになり、老後資金が不足するかもしれません。
そのため、毎月の収支とライフイベントを時系列で整理し、住宅費以外の大きな支出にも計画的に備えられる返済額へ調整しましょう。
家計に十分な余裕がない場合は、借入額や物件予算そのものを下げる選択も早い段階で慎重に検討してください。
住宅ローン以外にかかる維持費・固定資産税の負担
住宅購入後はローン返済に加え、固定資産税や保険料、設備の交換費用などのさまざまな維持費も継続的に発生します。
また、マンションでは管理費と修繕積立金、一戸建てでは外壁や屋根の補修費を準備しなければならず、負担は小さくありません。
そのため、これらを年単位で見積もって月々の家計へ組み込み、ローンを返済した後にも生活費と貯蓄が残るか確認してください。
築年数が進むほど修繕費が増える可能性もあるため、毎月一定額を計画的に積み立てておくと安心といえるでしょう。
頭金を用意することで得られるメリットと注意点
頭金を用意すると借入額が減るため、4500万円の住宅購入でも月々の返済額と完済までの利息負担を抑えられます。
ただし、頭金を多く入れすぎると、購入後の修繕や急な出費に備える大切な手元資金が不足するかもしれません。
ここからは、頭金による効果とフルローンのリスク、物件価格以外に必要となる諸費用について解説します。
頭金を入れることで月々返済額と総支払額を抑えられる
頭金を入れると住宅ローンの借入元本が減るため、月々の返済額と完済までに支払う利息を抑えやすくなります。
たとえば、4500万円の物件で頭金500万円を用意すれば、借入額は4000万円となり、同じ金利でも負担は軽くなるでしょう。
ただし、生活防衛資金まで頭金に回さず、購入後の修繕費や急な出費に備えた現金を残したうえで金額を決めてください。
頭金による金利優遇の有無は金融機関で異なるため、複数の商品を比較したうえで慎重に判断するとよいでしょう。
頭金なしフルローンで4500万円を借りる際のリスク
頭金なしで4500万円を借りると元本と利息が大きくなり、月々の返済額が増えて、家計に余裕を持ちにくくなります。
また、住宅価格が下落した場合は、売却代金よりローン残高が多いオーバーローンとなり、住み替えが難しくなるおそれもあるでしょう。
そのため、収入減少や金利上昇にも耐えられるか試算し、フルローンを選ぶ際は返済資金とは別に十分な預貯金を確保してください。
諸費用まで借りる場合は総借入額がさらに増えるため、返済比率と総支払額を契約前に慎重に確認してください。
物件価格以外に必要な諸費用の目安
住宅購入時は物件価格のほか、登記費用や住宅ローン手数料、火災保険料、印紙税、不動産仲介手数料などがかかります。
また、必要な諸費用は物件種別や契約条件で異なりますが、4500万円の住宅では数百万円になる場合も珍しくありません。
そのため、頭金とは別に現金で支払う費用を見積もり、引っ越し後の生活資金や家具購入費まで不足しないよう準備しておきましょう。
新築と中古、マンションと一戸建てでも内訳が変わるため、購入する物件ごとに事前に詳しい見積もりを取りましょう。
4500万円のローン返済で後悔しないための対策
4500万円の住宅ローンで後悔しないためには、借入可能額ではなく、長期間にわたり無理なく返せる金額を基準にする必要があります。
将来の収入減少や教育費、老後資金まで考えずに契約すると、生活費や貯蓄が圧迫されるおそれがあるでしょう。
ここからは、資金計画や団信、繰り上げ返済、専門家への相談など、後悔を防ぐための具体的な対策を解説します。
「借りられる額」ではなく「返せる額」で予算を決める
金融機関が提示する借入可能額は審査上の上限であり、実際の暮らしで無理なく返せる金額と同じとは限りません。
そのため、返済額を決める際は、毎月の生活費や教育費、車の買い替え、老後資金まで差し引き、継続的に貯蓄できるか確認しましょう。
また、返済負担率だけに頼らず、収入が一時的に減っても返済を続けられる金額を基準に、住宅の購入予算を決めてください。
住宅購入後も旅行や趣味を楽しめる余裕を残すことが、長期間の返済を無理なく続けるうえで特に重要になります。
ライフプランを踏まえた長期的な資金計画を立てる
35年の返済期間には、子どもの進学や家族の医療費、転職、退職など、家計へ大きく影響する出来事が起こる可能性があります。
そのため、現在の収支だけで判断すると、支出が増える時期に住宅ローンの返済が重なり、必要な貯蓄を確保できないかもしれません。
そこで、将来の収入と支出を年ごとに整理し、預貯金や保険も含めて家計全体を見渡した長期的な資金計画を立てましょう。
計画は1度作って終わりにせず、昇給や転職、出産などの変化に合わせて家族で定期的に見直すことが大切です。
共働き夫婦は収入合算・ペアローンを検討する
共働き夫婦は収入合算やペアローンを利用すると、2人の収入を審査へ反映でき、希望する借入額へ届きやすくなります。
また、ペアローンでは夫婦が別々に契約し、それぞれ住宅ローン控除を受けられる場合がありますが、諸費用も2契約分かかります。
そのため、休職や離婚時の返済負担、持分の決め方なども確認し、将来の収入変化まで夫婦で話し合って選択してください。
どちらか一方の収入が途絶えても返済できるか確認し、借入額を必要以上に増やさないことが非常に重要になります。
団体信用生命保険(団信)の保障内容を比較する
団体信用生命保険は、契約者が死亡または所定の高度障害状態になった際、保険金で住宅ローン残高を返済する仕組みです。
なお、がんや3大疾病、就業不能まで保障する商品もありますが、保障を広げると金利が上乗せされ、毎月の負担が増える場合があります。
そのため、金融機関ごとの保障条件と追加負担を比較し、家族構成や健康状態、加入中の保険に合う団信を選んでください。
既存の生命保険と保障が重複する場合もあるため、家計全体の保険料を見直したうえで特に慎重に決めましょう。
繰り上げ返済を活用して利息を減らす
繰り上げ返済は、毎月の返済とは別にまとまった資金を元本へ充て、完済までに将来支払う利息の総額を減らす方法です。
また、返済期間を短くする期間短縮型と、月々の返済額を下げる返済額軽減型があるため、家計の目的に合わせて選べるでしょう。
ただし、手元資金を使いすぎると急な支出へ対応できないため、生活防衛資金を残し、手数料も確認してから実行しましょう。
住宅ローン控除の適用期間中は効果が変わる場合もあるため、実行する時期まで含めて慎重に検討してください。
FP(ファイナンシャルプランナー)に無料相談して最適プランを作る
無料体験相談や有料相談を含むFP等の専門家へ相談し、料金・資格・中立性・提案範囲を確認するとよいでしょう。
たとえば、現在の収支や希望する暮らしを伝えることで、借入額や返済期間、金利タイプの選択肢を具体的に整理してもらえます。
そのうえで、相談先の立場や提案内容も比較し、特定の商品だけに偏らず、長期的に返済を続けられる資金計画を作成してください。
相談前に収入や支出、預貯金、希望物件を整理しておくと、より具体的で的確な助言を受けられるといえるでしょう。
まとめ:4500万円ローン35年返済額と無理のない返し方
4500万円を35年で借りる場合、月々の返済額は金利や返済方法によって異なり、金利1.5%の元利均等返済では約13万7,000円が目安です。
ただし、審査に通る借入額が、無理なく返せる金額とは限りません。
そのため、教育費や老後資金、固定資産税、修繕費なども含め、返済後に貯蓄を続けられるか確認しましょう。
金利上昇や収入減少にも備え、頭金、団信、繰り上げ返済も比較することが大切です。
複数の条件で試算し、必要に応じてFPへ相談しながら、将来の暮らしに余裕を残せる返済計画を立ててください。
Luxsis(ラグシス)は、女性設計士が間取りや意匠、カラーまでトータルプロデュースするデザイナーズ住宅を提案しています。
住宅ローンアドバイザーが在籍し、予算や諸費用、入居後のコストを踏まえ、金融機関選びから事前審査・契約手続きまでサポートします。
4500万円の住宅ローンを35年で検討している方も、無理のない資金計画からご相談ください。
お問い合わせは下記より受け付けています。
□WEB:公式サイト「お問い合わせ」より
□電話:0120-554-019(年中無休/年末年始を除く)
この記事の監修者
株式会社エスケーホームグループ 個人営業部 次長
藤原 立春 フジワラ チハル
- 宅地建物取引士
- 損害保険代理店資格
- 経歴
- 早稲田大学卒業後、2008年に株式会社エスケーホームグループに入社。
- メッセージ
-
入社以来18年間、不動産の購入と売却の仲介を担当しています。徹底的に調べて安全な取引を提供できるように心がけています。
権利関係、宅建業法、建築基準法、その他条例等の法的な理解はもちろん、住宅ローン、税金、土地価格や建築費の動向など不動産業界のトレンドも日々仕入れるようにしています。
- SNS
- 公式Instagram
